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生理周期の異常

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生理について

 

生理期間とは?

「生理が始まった日」〜「生理が終わった日」までを「生理期間」と言います。生理期間は、3〜7日が一般的です。

生理の仕組み

まずは、「妊娠の仕組み」を説明します。

◆妊娠の仕組み◆

1. 卵巣から卵子が飛び出す。(排卵)

2. 飛び出した卵子が、卵管の尖端に入る。

3. 精子が、子宮・卵管を通り、卵管の尖端で卵子と出会う。(受精)

4. 受精卵は細胞分裂を繰り返しながら卵管の中を移動する。

5. 受精卵が子宮へ移動してきて子宮内膜で落ち着く。(着床)

6. 妊娠成立!!

 

この「妊娠成立」までには、ホルモンの分泌に伴った変化があります。生理に関わる事では、「子宮内膜の変化」です。「子宮内膜」とは、子宮の内側にある薄い膜で、受精卵が着床する場所です。子宮内膜で受精卵がうまく着床するには、ある程度の厚みが必要です。その為、ホルモンの作用により、子宮内膜は厚くなってゆき、受精卵を迎えるために環境を整えます。そして、受精しなかった場合は、厚くなった子宮内膜をいったん捨てて、「次の排卵〜着床」へ向けて、一からやり直すことになります。生理は、この「一時的に厚くなった子宮内膜」が子宮から剥がれ、血液と一緒に体外へと排出される現象です。

生理のサイクル

1. 卵胞が育つ
脳から2種類のホルモン(卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモン)が分泌されます。卵巣の中には、数万個の「卵胞」があります。その中の5〜6個の卵胞だけが、「卵胞刺激ホルモン」の作用により、成熟していきます。

2. 子宮内膜を厚くする
成熟した卵胞は、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」を分泌します。エストロゲンは、子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすいように、子宮内膜の状態を整えます。

3. 排卵
卵胞が成熟して直径0.2mm程になると、「卵胞刺激ホルモン」の分泌は抑えられ、同時に「黄体化ホルモン」が分泌されます。この黄体化ホルモンの刺激によって、成熟した卵胞の内の1個から「卵子」が飛び出してきます。これを「排卵」と言います。

4. 卵子が卵管に入る
排卵の前になると卵管はゆっくりと卵巣に近づきます。卵管の先端にある卵管采が飛び出してきた卵子を取り込みます。

5. 黄体に変化
卵子が飛び出した卵胞は「黄体」に変化します。

6. 子宮内膜を厚くする
黄体は「プロゲステロン(黄体ホルモン)」を主に分泌します。プロゲステロンは、子宮内膜を厚くして、受精卵が着床しやすいように、子宮内膜の状態を整えます。

7. 子宮内膜の剥離(生理)
精子が、子宮・卵管を通り、卵管の尖端で卵子と出会うと「受精卵」になります。受精卵は、細胞分裂を繰り返しながら卵管の中を移動します。受精卵が子宮まで辿り着くと、子宮内膜で落ち着き、妊娠成立です。

妊娠しなかった場合は、「黄体」の働きが衰えて「白体」に変化します。そして、不要になった子宮内膜が剥がれ、血液と一緒に体外へ排出されます。生理の情報が脳に伝わり、同時に「生理のサイクル1:卵胞が育つ」から開始されます。

生理周期とは?

「生理が始まった日」〜「次の生理が始まった日」までを「生理周期」と言います。一般的な生理周期は、25日〜38日です。生理周期は、「卵巣の変化」「子宮内膜の変化」に反映されます。

 

◆子宮内膜の変化◆
生理周期に伴い、子宮内膜は、卵巣ホルモンに反応して次のように変化します。

★増殖期★
子宮内膜の増殖・肥厚

★分泌期★
子宮内膜の動脈や分泌腺が豊富になり、更に増殖・肥厚する

★月経期★
子宮内膜が剥がれ、排出される

 

◆子宮頚管から分泌される粘液の変化◆
生理周期に伴い、子宮頚管から分泌される粘液は、卵巣ホルモンに反応して次のように変化します。

★卵胞期〜排卵期★
「粘りがない」「よく伸びる」「無色透明」な粘液が大量に分泌されます。精子が進入しやすい状態です。

★黄体期★
「粘りがある」「伸びない」「濁っている」粘液が少量、分泌されます。精子は進入しにくい状態です。

 

生理期間とは?

「生理が始まった日」〜「生理が終わった日」までを「生理期間」と言います。生理期間は、3〜7日が一般的です。

 

生理周期の異常の種類

月経周期の異常には、次の4つがあります。

◆無月経◆
病的無月経として・・・
原発性・・・満18歳になっても初経の起こらないもの
続発性・・・これまであった月経が3か月以上停止したもの
※生理的無月経(初経以前、閉経以後、妊娠、産褥、授乳期における無月経)もあります。

◆希発月経◆
周期が39日以上に延長したもの

◆頻発月経◆
周期が24日以内に短縮したもの

◆無排卵周期症◆
月経は発来するが、排卵を伴わないもの

 

 

 

生理周期の異常に対する西洋医学的考え

 

生理周期の異常の原因

卵巣からの性ステロイドホルモンは、組織・臓器に様々な影響を及ぼすことから、女性の体は月経周期に合わせて周期的に変動しています。
この変化は肉体的な変化にとどまらず、精神的・心理的な変化も伴います。
従って、 正常な月経周期は健全な心身の現れと考えられており、その異常は、間脳-下垂体-卵巣系の異常や心身の異常のいずれかによるとされています。

◆原発性無月経◆
染色体異常によるものが多い。

◆続発性無月経◆
視床下部・下垂体・卵巣・子宮系のいずれの部位の障害
中枢性の機能障害
その他の内分泌障害
極端なやせや肥満

◆希発月経◆
よくわかっていないが、視床下部-下垂体-卵巣系の内分泌機能の調節障害によるものとされています。
慢性全身性疾患(膠原病、糖尿病など)によるものもある。

◆頻発月経◆
視床下部-下垂体-卵巣系の内分泌機能の機能障害による。

◆無排卵周期症◆
視床下部機能異常
多のう胞性卵巣症
高プロラクチン血症
甲状腺異常
※生理的なものとして、思春期や更年期に起こります。

 

生理周期の異常に対する東洋医学的考え

 

生理周期の異常の原因

◆無月経◆
先天の腎気不足。または、産後の出血過多による精血が消耗したため
脾虚、出血などで営血が虚し、重度の栄養不足のため
精神的ストレスなどによるもの
飲食不摂生によるもの

◆希発月経◆
月経期に体が冷えてしまったため
冷え性体質の人が、慢性疾患により温めることができなくなったため
精神的ストレスによるもの
慢性の出血、多産などで血の産生が損なわれ、営血不足になってしまったため

◆頻発月経◆
辛辣な食べ物嗜好によるもの
精神的ストレスによるもの
慢性疾患により病状が進み影響してしまったもの
虚弱体質のため

◆無排卵周期症◆
抑うつや激怒によるもの
先天の腎気不足によるもの

生理周期の異常に対する鍼灸治療

ストレスや冷えなどの環境による続発性無月経や、視床下部-下垂体-卵巣-子宮の機能的な失調によるものは対象になります。
※原発性無月経は不適応です。

希発月経、頻発月経、無排卵周期症は対象となりますが、炎症や腫瘍などによる器質的疾患に起因するものは不適応です。

東洋医学的に「上記の原因の内どれに該当するか?」判断した上で、それに基づいた治療をします。

役立つサイト

◆基礎体温表◆
パソコンや携帯から基礎体温を入力するだけ!!
https://kisotaion.web-db.ws/system/servlet/womancom.user.UserTop

◆基礎体温表◆
手書きタイプです。
http://www.kao.co.jp/laurier/original/index.html

 

 

 

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