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母乳が出ない・母乳が不足

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乳汁分泌不全とは?

産後2〜3日中に自然に分泌されてくるはずの乳汁が分泌されない、または分泌されても非常に少ないことを「乳汁分泌不全」といいます。また、出産後2週間経っても乳汁が分泌されない場合は「無乳症」とみなされます。近年増加傾向にある症状ですが、産科での治療対象とはなりにくく、 助産師やマッサージ師による乳房マッサージが治療の中心となる場合が多くあります。
鍼灸治療の併用をお試しください。
鍼灸治療は、非薬物療法です!!
母親や乳児への影響のない、安心できる治療法です。

母乳の分泌に関係するホルモン

◆プロラクチン◆
乳腺細胞に働きかけて「乳汁の分泌を促す」ホルモンです。

◆オキシトシン◆
乳腺を取り囲んでいる筋肉を収縮させて「乳汁の排出を促す」ホルモンです。
子宮を収縮させる作用があります。(子宮復古を促進)

 

※これらのホルモンは、赤ちゃんが乳頭を吸う刺激によって分泌が盛んになります。

母乳の出る仕組み

「ホルモンの働き」により、妊娠中は乳汁が分泌されず、出産により乳汁の分泌が開始されます。

◆妊娠中◆

妊娠中は、次の様な働きにより「乳汁の分泌が抑制」されています。

@胎盤から「エストロゲン」「プロゲステロン」がたくさん分泌されます。

A下垂体(脳にあるホルモンを分泌する器官)からは「プロラクチン(乳汁の産生を促す)」がたくさん分泌されます。

B「プロラクチン」と結合する事により作用する「プロラクチン受容体」の量が減ります。

C「プロラクチン」と「プロラクチン受容体」との結合が抑制されます。

 

◆分娩◆

「エストロゲン」と「プロゲステロン」による乳汁の分泌抑制が解除されて、「プロラクチン(乳汁の産生を促す)」の作用により乳汁が分泌されます。

@ 分娩により胎盤が体外に排出されます。

A胎盤から分泌されていた「エストロゲン」「プロゲステロン」の量が減少します。

B 下垂体(脳にあるホルモンを分泌する器官)からは「プロラクチン(乳汁の産生を促す)」の分泌量が減少します。

C「プロラクチン」と結合する事により作用する「プロラクチン受容体」の量が増えます。

D「プロラクチン」と「プロラクチン受容体」の結合抑制が解除され、乳汁の分泌が開始されます。

 

◆授乳◆

@赤ちゃんが乳首をくわえて吸います。(吸引刺激)

A吸引刺激により、下垂体(脳にあるホルモンを分泌する器官)から「プロラクチン」と「オキシトシン」が分泌されます。

B「プロラクチン」が乳腺細胞に働きかけて乳汁の分泌を促します。

C「 オキシトシン」が乳腺を取り囲んでいる筋肉を収縮させて乳汁の排出を促します。

 

「母乳が出ない」「母乳不足」の原因

・乳汁の産生が少ないために分泌量が減少している

・産生は十分であるが、分泌や乳の排出がうまくいかない

・赤ちゃんの抱き方が悪い

・扁平乳頭や陥没乳頭などにより、赤ちゃんが吸引できない

・赤ちゃんの吸い方に問題がある

・先天性の乳腺欠損

・乳管の閉塞や腫瘍などによる乳房切除のための乳腺欠損

・乳腺発育不全による無乳症

東洋医学的にみた原因

◆気血(エネルギー)の不足◆
虚弱体質・ 分娩時の出血過多・ 長時間の陣痛により体力が著しく消耗
などにより、気血不足が発生し、乳汁産生が低下してしまう。

◆ストレス◆
様々なストレスにより抑うつ状態になってしまい、肝気がうっ血してしまった。気血の巡りが悪くなった事により、乳汁の排出が滞ってしまった。

◆消化吸収機能の低下◆
飲食物を消化吸収する機能が低下した事により、気血(エネルギー)が不足し乳汁を産生できない。

鍼灸治療方法

ツボ(反応点)を探りながら、背中・胸・手足を中心に鍼灸治療を行いまます。胸部の筋肉の緊張を和らげると、 乳房基底部の静脈血の循環が良くなり、乳汁分泌が促進されるようになります。

助産師にご相談下さい

母乳栄養の心構えや、乳頭の準備についてなど、助産師にご相談頂くことはとても重要です。

 

参考資料

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